日記記2

◯ 腰メモ
肉体の酷使より、花粉症によるクシャミ・咳・鼻による腹・腰への過負荷が原因かも。かなりの衝撃が腰へ行く。
今回の腰痛は長期化、発症から二週間近く。まだ完治しない。整骨院で8回施術、骨盤矯正(トンカチ使用)も。やっと痛点が左の骨盤あたりに絞られてきたため、昨日はそこを集中的にグイグイ押していただく。情けないのは、少し良くなると途端に姿勢をくずしてしまうこと。無意識に。気づいては姿勢を正す、を繰り返す。
腰痛で起き上がりに苦労しながら、かつての親の一件を思い出す。ほかに、昔別の整骨院で私がほざいた一言とか、このまま寝たきりになったらという悲観とか。いずれにしても晩年の澁澤龍彦のように病を楽しむ余裕はない。
体が痛いという事実。すべては腰になる。

◯ フォーミュラE東京
史上初、東京の公道を使ったグランプリレースをテレビで見た。ほぼ団子状態で走行。音は未来的だがエグゾーストノートの高揚感がない。シャーシは皆似たり寄ったりでおかしな三角形をしている。
アクティベーションゾーンを通過することで数分間最大出力の上限が上昇する「アタックモード」をスイッチ操作で使用できる。あとは充電がどれだけ持つかが勝敗の鍵、とのこと。…変な感じ。とにかく密集しながら時速200kmで走るのでドライバーが大変そう。接触事故が何回かあった。会場はビッグサイト周辺。特に東京らしくもなく殺風景だった。

◯ 近未来の体験
リニアモーターカーに試乗する機会に恵まれた。カーとはいえ鉄道である。鉄道とはいえ、鉄路はなく、浮遊して走行するモノレールとでも言おうか。時速150km以上で10cm浮上した走行状態に移行する。浮上時はそうでもないが接地するときは着地の体感があった。
リニアとは直線状の意。磁石を直線状に配し、NS極の切り替えによる反発で走らせる。その際、液体ヘリウムで絶対零度に程近い-269℃まで冷やして超伝導磁石を作動させる。
最高速度は500km。新幹線やレーシングカーをはるかに凌ぐ。飛行機並みである。なお、加速感はさほどでもない。鉄路のような音(ガタンゴトン)はしないものの、モーター音?風切り音?がけっこうあった。意外に揺れもあった。
奇しくもリニア開業延期のニュースが飛びこんできた。工事は中断、静岡県が建設に反対している。

◯ ひそひそ荘
共同執筆ブログのひそひそ荘が順調な滑り出し。この順調というのは、ひっそりとマイペースの意。すでに興味深い記事、言葉の表現が生まれてきていて喜ばしい限り。隣人がいて、それが原動力になるのなら、この試みは成功だろう。先日入居された、なのるなもない氏の「人類の進化の結晶」という表現には驚いた。しかしそれもまたうれしい。
私のこのブログも、ひそひそ荘へ引っ越してもいいのかもしれない。

◯ 創作とは
今、私は言葉で新しい表現がしたい。

創作行為/創作物/作者/鑑賞者/相互作用/自分・他者という存在/空間/パッケージ。

まだはっきりとは見えてこない。
まずは詩(のような何か)を作りたい。詩の形体をしながらも、全方位に突破していくもの。
昨日からまた新しいブログサイトをいじっている。作業をしながら、肝心の作品のかたちが思い浮かぶのを待っている。何かを作るのに、必ずしも自分に閉じこもらなくてもいいはずだ。良き、何事もなき、隣人を得て、静かで遠回りな刺激を受けながらおこなう場と態度があっていい。

つまり「閉じつつ開く」。これは細胞膜のメカニズムでもある。

新しい場では、「こうすべき」という自分や世間からの足枷やハードルのない、未然の自然の思いついたままの表現ができる、そのような実践がしたい。